MRI全般における、技術の向上を目指し、基礎と臨床についての情報交換に重点を置くことで有意義な情報が提供出来ることを目的としています。
 昨今、MRIの進歩は留まるところを知らず、新しい技術のオンパレードで、全てを把握することは不可能ですが、少しでも多く最新の情報を臨床に直結した形で、発信することを心がけています。また、MRIが楽しいと思えるように、基礎的な理解を深めてもらうことも大きな目的の一つとしています。



 
 年一回の研究会を開催しており、毎年6月の第4週に開催することとしています。以前は、施設見学も含めて、各病院で行ってきましたが、年々参加者も増え120名を超えるようになってきたので、今後、新潟市内を基本に行っていきます。研究会では、毎回、テーマを決めて行っていますが、幅広い内容とするため、他県から積極的に放射線技師に教育講演にきてもらっています。下記に今まで講演頂いた先生方を紹介します。
 また、東北MR技術研究会の開催母体ともなり、7年に一度ですが、共同開催としています。次回は、平成24年に開催される予定です。
 前世話人代表の大越さんから引き継ぎ、定期的に研究会を行っていますが、新たな試みとして平成21年2月に、MRIの経験が少ない方を対象として、基礎技術講座を行いました。大人数となり行き届いた講義が出来ませんでしたが、評判も良く有意義な講座であったと思います。




平成17年 東北労災病院 引地 健生
 「スーパーテクノロジストへの第一歩 精度管理と安全管理(SNR測定法とクエンチ対策を中心として)」

平成18年 青森県立中央病院 佐藤 兼也
 「頭部3D-TOFのピットフォールとその対策 」

平成19年 新潟大学医歯学総合病院 大越 幸和
 「MRI入門」

平成20年 山形大学医学部付属病院 児玉 潤一郎
 「当院における脳MRIの現状」

平成21年 信州大学医学部付属病院 上田 仁
 「腹部臓器別の撮像法 −主に肝臓の診断目的を考慮した撮像法について−」

平成22年 村上新町病院 西谷 衛
 「骨・関節のMRI −その撮像方法とコツ−」

平成23年 長野市民病院 小林 正人
 「より良い拡散強調画像を取得するために」

平成24年 北里大学東病院  尾崎 正則
 「拡散強調画像を使いこなすためには?」

平成24年 東海大学医学部付属病院 堀江 朋彦
 「拡散強調画像の臨床応用」

平成25年 昭和大学藤が丘病院 堀 祐郎
 「 IVR を支援する cardiovascular imaging」

平成26年 北福島医療センター 画像センター  丹治 一
 「撮像技術の表裏  〜 3TMRIが齎した技術変化の検証 〜」

平成27年 群馬県立県民健康科学大学 診療放射線学部 小倉 明夫
 「MRI領域での研究の進め方」

平成28年 秋田県立脳血管研究センター 放射線科診療部 豊嶋 英仁
 「脳神経MRI の撮像技術;次の一手を考える」

平成29年 信州大学医学部附属病院 放射線部 木藤 善浩
 「肝臓の撮像技術とダイナミックMRI」

平成30年 大阪医科大学附属病院 中央放射線部 山村 憲一郎
 「MRI に造影剤は必要か?」

令和1年 信州大学医学部附属病院 放射線部 木藤 善浩
 「圧縮センシングを使用した腹部 MRIの新たな展開と機能画像」

令和3年 新潟大学医歯学総合病院 診療支援部 放射線部門 内藤 健一
 「呼吸同期・心電同期撮像の基礎」

令和5年 東千葉メディカルセンター 放射線部 坂井 上之
 「整形系MRIにおけるアーチファクト」

令和6年 東海大学医学部付属病院 診療技術部放射線技術科 堀江 朋彦
 「3T MRIの使用経験と動態の可視化」



 当研究会は日本磁気共鳴専門技術者認定機構の認定研究会です。新潟県放射線技師会の学術分科会の一つとして認定・後援を受けています。

 新潟県内に勤務するMR検査従事者が中心となって活動していますが、参加に特別な資格や地域などの制限はありません。本会に興味をお持ちの方、他県でMRIに従事する方などの参加を歓迎します。


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事務局連絡先 新潟MR技術研究会 事務局
新潟大学医歯学総合病院 診療支援部 放射線部門内
〒951-8520 新潟市中央区旭町通1-754 TEL:025-227-2709 FAX:025-227-2709
E-mail:niigatamrtech@gmail.com