2025年7月19日、ついにこの日が戻ってきました。新潟CTテクノロジー研究会は、6年ぶりに機器展示を含む“フルスペック”での開催を実現することができました。
当研究会では、従来より対面での研究会と並行して、CT関連メーカーのご協力のもと機器展示を行ってきました。しかしご存知のとおり、コロナ禍ではWeb開催となり、コロナ明け後もその影響から機器展示は控えていました。今回、6年ぶりに展示を復活させ、フルスペックでの開催にこぎつけたことは、世話人一同、感無量であるとともに、関係各位のご協力に深く感謝申し上げる次第です。
その結果、147名もの皆さまにご参加いただき、大盛況のうちに開催することができました。147名という人数は、対面開催としては記憶にある限り過去最高であり、北は東北、南は九州まで全国からご参加いただきました。本当にありがとうございました。
今回は、研究会代表である私が代表交代を控えていることから、最後の当番世話人を務めさせていただきました。テーマは「整形外科領域のCTを極める!」とし、私が代表を務める整形同好会 JOINT
より3名の講師を招聘し、整形CTの基礎から未来までを語り尽くす構成としました。プログラム順に以下に概要を記します。
教育講演
福岡整形外科病院の香月先生より、整形CTの“原点”である撮影ポジショニングの原理について、非常に丁寧かつ実践的なご講演をいただきました。まさに「ルーチンに慣れてはいけない」という整形CTの志を体現する内容でした。
技術ディスカッション
県内 3 施設から症例報告形式の研究発表を行っていただきました。当会の「ぐるぐる臨床画像検討会」のようにディスカッション形式で進行し、参加者との熱い議論が印象的でした。また、CTのバイブルとも言われる
GALACTIC の整形標準化を踏襲している施設が多いことも感じられました。
特別講演①
奥州市総合水沢病院の高橋先生より、整形 CT の画像表示についてご講演いただきました。疾患をいかに的確に描出し、手術支援を含めどのように提出するか、豊富な症例と手技を交えてご紹介いただきました。
特別講演②
手稲渓仁会病院の中島先生より、整形CTの現状と今後の可能性について、Dual Energy CT
を含めた幅広い視点からご講演いただきました。整形領域では予防医学の発展が見込まれる中、整形CTがどのように貢献できるかという示唆に富んだ興味深い内容でした。
全体を通して、整形CTの重要性・必要性・将来性の高さを改めて実感し、参加者の皆さまもその価値を共有しながら研鑽を深めていただけたと感じています。今回得られた知見が、臨床の現場で患者さんへ還元されることを期待しています。
また、研究会終了後には、新潟CTテクノロジー研究会名物の「大情報交換会」を有志にて開催しました。こちらも50名を超える参加があり、ここでも熱いディスカッションが繰り広げられました。講師と自由に語り合える場として、当会では欠かせない時間であり、今回も大いに盛り上がりました。
最後に、研究会の歩みと“志”を少し記させていただきます。当会は2004年7月に第1回を開催しましたが、その立ち上げのきっかけは広島CT研究会でした。当時の広島代表であり、私の師匠である石風呂先生に「新潟はCTが少し遅れている印象があり、学ぶ場を作りたい」と相談したところ、「自分で作ればいい。そしてどんな施設の人でも楽しく集まれる会にすることが大切」とご助言いただきました。第1回のテーマは「CTホントに使いこなしていますか?」。石風呂先生にご講演いただいたことは、今でも鮮明に思い出されます。それから21年、「新潟はCTが活発な地域」として全国に知られるまでになりました。これは、新潟のCTに携わる診療放射線技師の“志”と成長の賜物です。
~ 全ては患者のために “志” ~