第16回新潟CTテクノロジー研究会 報告

開催プログラム

第16回研究会 プログラム1
第16回研究会 プログラム2

当番世話人を終えて

 この度はご多忙にも関わらず、第16回新潟CTテクノロジー研究会に県内外合わせて148名の皆様よりご参加頂きました。誠にありがとうございました。

 第16回目となります今回の研究会は「Dual Energy Imagingの世界」とテーマを設けまして、Dual Energy CTにスポットを当てた内容を企画致しました。CTにおけるDual EnergyImaging技術は近年めざましい発展を遂げ、臨床での活用が広く浸透しています。新潟県でも今後普及が進むと思われるDual Energy CTの原理や基礎、臨床応用などを広く学べる内容を構成しました。

 技術紹介では各メーカーの先生方からDual Energy CTの撮影方式や装置の特徴をご説明頂きました。

 教育講演では埼玉県済生会川口総合病院の富田博信先生より「だれでもわかる!明快!~DE-CT技術解説~」というテーマで主にDual Energy CTの基礎についてご講演頂きました。Dual Energyの歴史から、原理や技術、画質向上に必要な要素などの内容を様々な検証結果や臨床例踏まえて大変分かりやすくお話頂きました。撮影時や画像を提供する際など臨床で使う際には、原理をしっかり理解しなければいけないという基礎の重要性を改めて感じました。

 シンポジウムでは「Dual Energy CTの活用と実際」というテーマで、3名のシンポジストの先生方から各施設での活用方法について発表頂きました。Dual Energy CTはメーカーにより撮影方式が異なるため、ユーザーがその特徴をよく理解して現場で使用しています。また、Dual Energy撮影の適応症例も病院の背景により様々です。シンポジウムでは使用している装置や病院の背景も異なる先生方から、各施設でDual Energyを活用しての率直な声が聞ければと思い企画致しました。皆様のご施設での運用方法や今後の導入への参考になればと思っています。

 そして特別講演では岐阜大学医学部附属病院の三好利治先生より「もう来ている!Dual Energy CTの臨床活用時代」というテーマで主にDual Energy CTの臨床や今後の可能性についてご講演頂きました。Dual Energyは何ができるのか、画像が何を表しているのか、利点や欠点などを多くの検証結果に基づいた上で臨床においてどう使うかという内容に加え、海外で行われている研究や論文等を基に世界的な動向も詳細にお話し頂き、Dual Energyの今後の可能性や将来性に期待を抱きました。

 今回の研究会が新潟県のDual Energy CT発展の先駆けとなればと願うと共に、皆様の今後のCT運用や選定のお役に立てたら幸いです。改めましてご講演頂きました先生方には厚く御礼申し上げます。今後とも新潟CTテクノロジー研究会をよろしくお願い致します。

当番世話人 新潟県立がんセンター新潟病院 佐々木 雄樹

当日の様子